人を許す方法(SNSの誹謗中傷に悩むあなたへ)

究極の許しについて

 

SNSが身近になり、SNS疲れという言葉を聞くことが
増えてきました。

指殺人などという恐ろしい言葉も聞くようになりました。
相手の顔が見えない、存在が遠く感じるということから
安易に自分本位にネットに書き込みをする人がいます。

ヤフーニュースのコメントも現在携帯番号の登録が今後必要になると
先日記事になっていましたね。

うちの顧問弁護士によると、電話番号があれば全部身元が8000円で
調べられるそうです。

ちなみに、グーグル口コミは50万、Twitterもおなじぐらいかかるそうです。

ストレス社会がそうさせているのかもしれませんが
それに伴い、
落ち込んでいる方からのご相談も年々増えてきています。

 

人間、『気にしないは気にする』

『気にしなければいい。君の味方は沢山いるよ。
ほっとけばいいよ。』などと
よく耳にするアドバイスがありますが、

『気にしない。は気にする』ですので、
相談者にそんな言葉を投げかけても
あなたの心にすっと入ってこないんじゃないでしょうか。

SNSへの誹謗中傷

よく頂く主な相談内容は
Twitterやティックトック、インスタグラム
YouTubeなどに簡単に誹謗中傷コメントを書いたり、
マイナスボタンを押されたり。という内容です。

先日はユーチューバーさんからのご相談もありました。

さて、ここから心を落ち着かせて
心で聞いていただきたいのですが

わたしもこうやって記事を投稿していますが、
私のお話や投稿を見て、あなたが何を感じたか。

それがあなたの人生の『今』なのです。

例えば子供の頃に読んだ絵本

分かりやすいのが
新美南吉さんの
「でんでんむしの悲しみ」という絵本を読んで、
子供の時はどう感じたか。

そして大人になってからはどう感じたか。
全く違う感想になるでしょう。

知らない方の為に少しあらすじをお話しましょう。

「でんでんむしのかなしみ」とは、
「ごんきづね」で知られる新見南吉が
1935年に書き上げた絵本童話です。

ある日、でんでん虫(カタツムリ)は自分の殻の中に
『悲しみ』がいっぱい詰まっていることに気付き、
もう生きていけないと嘆きます。

そこで別のでんでん虫にその話をすると
「あなたばかりではありません。
私の背中にも悲しみはいっぱいです。」と言われます。

また別のでんでん虫からも同じ事を言われます。

こうして友達を順々に訪ねていきますが、
どのでんでん虫も同じように言います。

そして最初のでんでん虫は「悲しみはみんな誰でも持っている。
私は私の悲しみをかかえていかなきゃならない」と気づき、
嘆くのをやめました。

というお話です。

私は子供が幼稚園の時に持ち帰って読み聞かせをしたときに
始めてこの絵本を読みました。

幼児だった子供はこう言いました。
『悲しみばかりつめないで、今度から楽しい事も
詰めたら良いね。』と。

上皇后美智子さまもまたこの絵本について
このように触れられています。

この話は,このでんでん虫が,
もうなげくのをやめたところで終っています。
小さい頃、私はまだ大きな悲しみというものを知りませんでした。
だからでしょう。

最後になげくのをやめたと知った時
「簡単にああよかった」と思いました。(中略させて頂きます)

しかし、この話は、その後何度となく、
思いがけない時に私の記憶に甦って来ました。

殻一杯になる程の悲しみということと、
ある日突然そのことに気付き、
もう生きていけないと思ったでんでん虫の
不安とが私の記憶に刻みこまれていたのでしょう。

少し大きくなると、はじめて聞いた時のように、
「ああよかった」だけでは済まされなくなりました。

生きていくということは、楽なことではないのだという、
何とはない不安を感じることもありました。

と述べられています。

このお話でも分かるように
その人の『今』で大きく受け取り方も
感想も変わるということです。

ですので、誰かの投稿を見た時にあなたが
それに心をどこまで寄せる事ができるのか否か
それだけなのです。

頭で考えずに心で受け止める癖をつけると良いですね。

頭で考えるとどうしても極端になり
好きか嫌いか。
正しいか正しくないか。
損得や善悪また1か100かの判断になり
争いがちです。
また、誰かの正誤の訂正は必要ないのです。

そうではなくて、まずは心を寄せてみるのも
徳積みのひとつだと私は思います。

愛を活用しよう

まずは愛をもって、見てみる。
心を寄せられないなら、相手を傷つけずさっと去る。
愛は頭で考えるものではありません。
心で感じるものです。

考えが沿わない合わないと言って安易に人を傷つけていると
必ず自分に不幸となって返っていきます。

悪口は言った瞬間、書いた瞬間に自分自身が
呪詛を受けて痛んでいきます。

また書き込みを受け取った方も
その書き込みは他人の『今』での感想にしかすぎない。

そもそも、全ては相手が乗り越えるべき課題なのです。

たとえば、ものすごく簡単に説明しますが、

誰かがピーマンの話をしています。

自分はピーマンは嫌いだ!見せるな!聞かせるな!と言ったとします。

それは、誰が克服する問題(課題)ですか?

 

そういうこを意識的に理解する事です。
メタ認知することで、ダメージがなくなります。

それは、あなたに話しているのではなく、
書き込みされている方の『今』の視点での感想文や意見でしか
ありません。

人の意見なんて数秒後には変わるものです。

そこに愛のエッセンスがあればとても上品で人間力が高く
素晴らしいと思います。

少しは皆さまがリプライ恐怖症から抜け出せますように。

遠隔氣功のご依頼もお待ちしております^^

 

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